Pluto

夜明けを

echo

泣いている私の横にそっと寄り添って
何をするでもなくただ黙って
居てくれる
見て居てくれる
そうして守ってくれている
悲しみの嵐に襲われた時
近くに居てください
ひとりの時も耳元では
見えないあなたの歌声が
いつでも呼んだら飛んできて
私の嘘でもいいんだ
話しかけるから 応えて
心のなか、夢のなか
思い出、瞼の裏
あなただけの音を

宙の星を数えて
今日はいくつ見つけられた
繋いでできる星座
はじめてシリウス
知ってしまった日のこと

眠れない夜には子守唄を歌ってください
ひとりで耐えねばならない
孤独の海にまた放り出されても
泡の音にあなたを見つけられたなら
たとえそれが幻だとしても
昏い其処から明るい場所へ
臆することなく上がっていける
言葉じゃ足りない想いをいくつも抱えて
名前のつけようもない感情をそのままに