Pluto

夜明けを

12:40

こんな風に終わっていくんだな

そう悟った

瞬間何もかもがきらめいて見えた


あんなに大嫌いだった風景も

苦手だったあなたの瞳も

いつだって消えてしまいたかった

そこに映る自分自身も

最後に何か伝えたいこと

その時間や相手を選べるなら

私は今誰を選ぶだろう

出来ることなら過去の自分

でもきっと

かつての私がそうであったように

きっと言葉の2割もわからないんだろうな



こんな風に終わっていくんだね

そう言って笑った

横に座るあなた

手を握る、感触

今までならきっと

離した瞬間、消えていた

でもいまは熱が張りついて

きっと洗っても簡単には消えてくれない


あんなに愛おしく思えた世界も

ふとした拍子に転じて

憎らしく映る瞬間がある

それは執着、疑念、怒り、失望

些細なさじ加減で如何様にも変わる

それでもその全てが可愛らしく思える

いま

戻りたいかは別として



あんなに大嫌いだった風景も

苦手だったあなたの瞳も

いつだって消えてしまいたかった

そこに映る自分自身も


今日でお別れ

さよなら、さよなら

もっと笑って去りたかった

でもいまはこれが精一杯


最後に何か伝えたいこと

その時間や相手を選べるなら

あなたは今誰を選ぶだろう

出来ることならほかの

あなた以外の誰かであって欲しい

でもきっと

かつてのあなたがそうであったように

きっと意味の2割も上手に

伝えることは難しいんだろうな



さよなら、さよなら

グッバイあなた

大好きだったよ

チャンスがあったらまた会おう


さよなら、さよなら

グッドラック、この世界

愛していたよ

元気でいてね