Pluto

夜明けを

My wisteria

この黄金色の午、いまあなたは一体何処に居て、何をしているのでしょう。何を考え、何を想って、或いは次の一秒を、誰と共有するのでしょう。

吐くように泣く。その相手は貴方、居ない貴方。わたしがいつも見つけるのは、すべて貴方の過去。とうの昔に落ちた砂時計の一粒。その切なさと言ったら。その時だって、たしかにわたしは何処かに居て、貴方だって何処かで何かをしていた。貴方と同じ年に並ぶ、しかし当然ながら、貴方だって同じくらいの時間を食べている。過去に残る貴方の面影と心の中で比べてみてもやっぱり遠すぎて、それでお話をしてみても、やっぱりあなたは過去の貴方で、いまの貴方ではないのだ。その貴方なら、わたしはいくらだってさわれるし話もできるけど、でもわたしは泣いている。


わたしに価値はありますか
わたしを愛してくれますか
わたしを見つけて、くれますか。

見つけて、必ず